ドイツ政府報道官、露による「ノルド・ストリーム2」の話題再開の試みを一笑
ドイツ政府のホフマン第一副報道官は、ロシアがドイツ人に対して、天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」利用開始を強制しようしていることにつき、「良い試みだ」と一笑に付した。
ホフマン第一副報道官がロシアの提案に対してコメントした。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ホフマン氏は、「ロシアはそれをもう何度も提案してきた。今回、私が言えるのは、『良い試みだ』ということだけだ」と発言し、その後笑顔で、ロシア語によりもう一度「良い試みだ(хорошая попытка)」と述べた(特派員注:ホフマン氏はモスクワで記者として長らく勤務していた人物)。
同氏はまた、ロシアの天然ガスはドイツにもうしばらく入ってきていないとしつつ、それは「ノルド・ストリーム1」が損傷したからではなく、ロシアがガスを供給したがっていないからであり、供給しないための(政治的なものを含む)理由を見つけたからだと指摘した。そして、同氏は、現在ドイツとその他の国は、ロシアは理想的な供給者ではないという判断にもとづいて行動しているのであり、それはどのパイプラインかという話とは関係ないと指摘した。
加えて同氏は、最近のパイプライン「損傷事件」に関するドイツ政府は引き続き、「意図的な破壊」と考えていると指摘した。他方で、同氏は、誰に罪があるかについては発言を控えた。同氏は、「私たちは、それが意図的な破壊であると判断しており、そのことがあらゆることを示している」と発言した。