ウクライナ、イスラエルに防空システム提供を要請
ウクライナのクレーバ外相は18日、ウクライナ政府はイスラエル政府に対して、防空システムの速やかに提供し、必要な技術品提供に関する協力を始めるよう要請する口上書を送ると発表した。
クレーバ外相が記者会見時に発言した。
クレーバ氏は、「今日、ウクライナは、イスラエル政府に対して、ウクライナに防空システムを速やかに提供し、ウクライナが必要な技術品を得ることに関する良質な協力を開始するよう要請する口上書を送る」と発言した。
同氏はまた、ウクライナは以前からずっとイスラエルに対して、防空分野の協力にオープンになるよう強く呼びかけてきているとし、その協力を実現してはならないという客観的理由は一切ないと考えていると指摘した。
同氏は、「イランは、イスラエルにとってのレッドラインであり、イランが、実質、直接的にウクライナに対する侵略犯罪に加担し始めた中、私は、イスラエルにいる人の中で、ウクライナを支援するか否かにつき、誰かが何らかの迷いを抱いているとは思わないし、イスラエルはその迷いを取り除くべきだと思っている」と強調した。
さらに同氏は、イスラエルの政治はイランの破壊的行動へと一貫して対抗するものであると考えているとし、そのためイスラエルがウクライナ側につく時が来たとの見方を示した。
同氏は、「今日、ウクライナを壊している無人機と同じものは、誇張なく、イスラエルに向けられているのである。私は、それが全てを物語っていると思っているし、私は、それこそがイスラエルの政策形成にとってのスタート地点であるべきだと思う」と発言した。
これに先立ち、ロシアは8月からイランの無人機の購入をはじめ、9月以降、ウクライナの戦場でその無人機を使用し始めていた。
さらに、報道には、イラン政府がロシアに対して弾道ミサイルの提供を準備しているとの情報も出ている。これを受けて、シャイ・イスラエル・ディアスポラ問題相は、ツイッター・アカウントにて、ウクライナに対して軍事支援を始める時が来たとの見方を示していた。