独国会議長、クリミア脱占領のための対ロシア圧力強化を支持
ドイツ連邦共和国のバス国会議長は25日、クリミアの脱占領を目的にロシア連邦にた強いて圧力を強化しなければならないと発言した。
バス議長(独社民党)がザグレブで開催されているクリミア・プラットフォームの第1回議会サミットの際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
バス氏は、「私たちは、ロシアによるクリミアの一時的占領を終わらせ、ウクライナのコントロールを回復するために、ロシアに対して圧力をかけるべきだ」と発言した。
同氏はまた、「クリミアはウクライナに属している。私たちは、クリミアにおけるロシアによる体系的な人権侵害を非難している」とも強調した。
さらに同氏は、国連総会の最近の143か国が支持した決議にて、ロシアによる一時的被占領下ウクライナ領の併合の試みが非難されていることを喚起した上で、「私たちは、クリミアの違法併合を含め、その違法併合を決して認めない」と強調した。
同氏は、「私たちは、明確なメッセージを送っている。私たちは、ウクライナの1991年時の国際的に認められた国境内のウクライナの主権、独立、統一、一体性を支持している」と発言した。
その他バス氏は、ロシアの対ウクライナ戦争は、苦しみと死、民間インフラの体系的破壊をもたらしており、最近はその集大成が起きているとし、同氏はドイツ国会を代表してこれらのロシアの攻撃を強く非難した。
同氏は、「勇敢なウクライナ人はそのような攻撃では怯えないし、彼らは私たちの完全な連帯を有している。ロシアは、私たちの間にくさびを打ち込もうとあらゆる可能なことを行っている。しかし、私たちがそれに屈することはない」と強調した。
また同氏は、ドイツはウクライナを常に支援しているとし、同盟国に対する義務を非常に深刻に受け止めていると指摘した。同氏は、「私たちは、軍事面では同盟国とともにウクライナを支持しており、今後も支持を続ける。世界中がウクライナとともにある。私たちは、必要な限りウクライナを支持し続ける」と発言した。
同氏は、民主主義、自由、議会主義、正義が勝利するとの確信を表明した。
なお、10月24、25日、クロアチアのザグレフにて、第1回となるクリミア・プラットフォーム議会サミットが開催されている。