クリミア・プラットフォームは将来モルドバやジョージアや日本の被占領地の解放を促進すべき=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は25日、ウクライナ主導の国際イニシアティブ「クリミア・プラットフォーム」は、モルドバ、ジョージア、日本の被占領地であるトランスニストリア、アブハジア、北方領土の脱占領のための始まりの場となるべきとの考えを示した。

ゼレンシキー大統領がザグレブで開催されているクリミア・プラットフォームの第1回議会サミットへのオンラインスピーチの際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「私たちの協力は、ウクライナの領土一体性が回復された後も最大限維持されるべきだ。私たちは、このクリミア・プラットフォームのフォーマットを、かつて自由を奪われたトランスニストリアやアブハジア、北方領土といった、その他の領土の脱占領を促進する、その他の人道・外交プラットフォームにとっての始まりとすべきである」と発言した。

ゼレンシキー氏はまた、クリミア・プラットフォームの全ての参加国・機関に対して、クリミアが解放されたらすぐに現地を訪問するよう呼びかけた。

これに先立ち、ゼレンシキー宇大統領は7日、ウクライナは、現時点でロシアの占領下にある北方領土を含めた、日本の主権と領土一体性への尊重を確認したとし、関連の大統領令に署名したことを発表していた。また、同日、ウクライナ最高会議は、北方領土問題において日本の立場への支持を表明した上で、国際社会に対して、北方領土の地位問題の解決を支持するよう呼びかける決議を採択していた。

写真:大統領府