ウクライナ内閣、ナフトガス総裁を解任
ウクライナの閣僚会議(内閣)は1日、ユーリー・ヴィトレンコ氏を国営石油・ガス会社「ナフトガス」社の総裁職から解任した。
ナフトガス社広報室が発表した。
発表には、「ウクライナ閣僚会議は、2022年11月1日付決定にて、国営企業ナフトガス・ウクライナ社取締役会長ユーリー・ヴィトレンコ氏の辞表を受け入れた。ユーリー・ヴィトレンコ氏は、同国営企業総裁職を2022年11月3日まで務める」と書かれている。
ヴィトレンコ氏は、2021年4月にナフトガス社総裁に任命されていた。なお、同任命を受け、プライス米国務報道官は、ウクライナ政府が同任命につき「トップを交代させるために、現行ルールを弄んだ最近の行動に深く懸念している」とし、ウクライナ政府が「公正で透明なコーポレート・ガバナンスの慣習を無視しており、ウクライナのエネルギー分野で続く改革と投資環境改善に向けた努力を複雑にしている」と批判していた。