ウクライナ政府、日本の支援で医療機材購入へ
ウクライナ政府は、日本政府から、医療機材購入のために200万ドル以上の資金を受け取る。
1日、ウクライナ保健省が発表した。
発表には、「ウクライナと日本は、私たちの病院のために特別重要な機材の購入にあてられるノンプロジェクト型無償資金協力の供与に関する合意文書に署名した。保健省は、すでに3億円(200万米ドル強)を受け取っており、近々必要な機器や物品の購入に充てられる」と書かれている。
ヤレメンコ保健次官は、9か月にわたる全面戦争にて、世界はウクライナのために団結しているが、ロシア占領者は、ウクライナの医療施設を意図的に破壊しているだけでなく、多くの医療機器・物品を盗んでいると伝えた。
同氏は、「私たちは、国際パートナーたちとともに、脱占領地の病院へ、患者の命を救うための特別重要機材を提供するために活動している」と発言した。
さらに同氏は、日本政府からの資金により、医療施設の物資・機材状況を著しく改善させることを計画しているとし、必要品の購入以外に、医療関係者の訓練の実施も予定されていると伝えた。
保健省はまた、日本政府が戦争開始以来、すでにウクライナの医療システムに強力な支援を提供したことを喚起し、春には日本の富士フィルム社から超小型X線装置が提供されたと伝えた。これにより、ウクライナの国内避難民の患者に対して、適時の結核検診、肺疾患診断が行えるようになったという。
さらに保健省は、日本政府がこれまでにもウクライナの医療機関にノンプロジェクト型無償支援を行ってきたことを喚起した。