アカル・トルコ国防相、黒海穀物回廊合意につき「私たちは穀物輸送を続けている」

トルコのアカル国防相は、黒海穀物回廊を通じたウクライナの穀物の輸送は続いていると発言した。

アカル土国防相がトルコのニュースサイト「ハベルテュルク」へのインタビュー時に発言した

アカル氏は、「私たちは穀物輸送を続けている。活動は続いている。これは人道問題だ」と発言した。

同氏はまた、穀物回廊活動再開に向けて行ったロシア側とのやりとりについて、「私たちは、ショイグ氏(露国防相)と話をした。私たちは、食料品の価格高騰を起こさないためには何をすべきかについてや、政治的安定性につき話し合った。彼らもまた自分たちの懸念を表明した。そこで私たちはもう一度ウクライナ側同僚と話し、彼らは一定の確約を出した。私たちはそれをショイグ氏に伝えたのだ」と発言した。

これに先立ち、トルコのエルドアン大統領は2日、黒海穀物回廊の活動が再開され、穀物輸送が以前同様実施されていると発言した。エルドアン氏は、「穀物回廊は、以前同様に、再び開いている。(中略)ショイグ露国防相がアカル・トルコ国防相に電話した際に、穀物輸送は、本日12時以降、以前同様続いていくと発言した」と述べていた。

同日、ゼレンシキー宇大統領は、エルドアン土大統領と電話会談を実施し、黒海穀物回廊の維持努力への積極的な参加につき謝意を伝えている

なお、10月29日、ロシアは、黒海に設定した穀物回廊を通じた農産物輸出の合意への参加を停止すると発表していた。

写真:ウクライナ・インフラ省