クレーバ宇外相、来週カンボジア訪問へ
ウクライナのクレーバ外相は、11月10〜12日、カンボジア首都プノンペンを訪問する。
4日、ウクライナ外務省が発表した。
発表にて、クレーバ外相は、「ウクライナは外務省にて作成されたアジア戦略を体系的に実現している。今週だけで、ゼレンシキー宇大統領は、カンボジアのフン・セン首相とインドネシアのジョコ・ウィドド大統領と重要な電話会談を行った。来週、私は、現在ASEANの議長国であるカンボジアへ行く。待ち望まれたASEAN基本条約である『東南アジア有効協力条約(TAC)』へのウクライナの加盟と、地域の国々との複数の二国間会合実施のためである」と報告した。
クレーバ氏はまた、ASEANの国々につき「それらの国は私たちにとって、政治的サポート、防衛分野強力、ウクライナの農産物供給、ウクライナのIT製品進出、互恵的貿易などの観点から、それぞれが興味深い。ASEANとの関係は、ウクライナにとって新しい潜在力、新しい可能性だ」と強調した。
その他同氏は、2021年8月、ウクライナ最高会議(国会)がASEAN議員総会のオブザーバー地位を得ており、さらに昨年、ウクライナ外務省がキーウ国立大学所属キーウ国際関係研究所にてASEAN加盟国分析センターを開設したことを喚起した。
これに先立ち、カンボジアのフン・セン首相が、日本と協力して、ウクライナへ地雷除去訓練の専門家を派遣すると約束したことが報じられていた。