米国はウクライナ支持の立場を維持している=米ホワイトハウス

米国のサリヴァン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は13日、米国の立場は、ロシアの侵略に終止符を打つべく、ウクライナを今後も支持し、同国の立場を強めるということで、一貫していると発言した。

サリヴァン大統領補佐官が大統領専用機の中での記者団と対話の際に発言した。ウクルインフォルムが伝えた。

サリヴァン氏は、「第一に、記者会見時、彼(バイデン米大統領)は、いつどうように協議を行いたいと思うかはウクライナが自分で決めると発言した。『ウクライナについてウクライナ抜きには何も(編集注:決めない)』である。私たちは彼らに圧力をかけないし、私たちは彼らに命令しない」と指摘した。

さらに同氏は、第二に、米国は国連憲章にて定められている、国家の主権と領土一体性を維持した上での公正な平和の原則にコミットしているとし、「G7首脳たちは、この領土一体性を含む公正な平和の原則について話した。それについてはゼレンシキー大統領も話した」と指摘した。

また同氏は、第三に、ロシアはウクライナ領のいわゆる「併合」の案を捨てていないとし、「それは、協議への真剣な態度の兆候ではない」と強調した。

加えて同氏は、第四に「米国の現在のアプローチは、6か月前と同じままだ」とし、ウクライナが戦場、及び、同国が協議へ向かった際に協議で最善の立場を得られるようにするために、米国はあらゆる可能なことをしていくと発言した。

同氏は加えて、今次の紛争にて、ウクライナは平和側であり、ロシアは戦争側であると指摘した。

その上で同氏は、「つまり、私の考えでは、西側の報道における『いつウクライナは協議の準備ができるか』という議論は全て、基本的なことを考慮していない」とし、「ロシアとの協議」について考える場合には、ロシアが、最近撤退した領土を含めて、ウクライナ領の一部を引き続き「ロシア領」であると主張していることを考慮すべきだと指摘した。

そして同氏は、「私たちの立場は以前と同じであり、それはゼレンシキー大統領とウクライナとの緊密なやりとりとサポートだ。それは、米国政府全体にとっての共通の立場である」と発言した。