米国はウクライナに関する協議をウクライナ抜きで行わない=バイデン米大統領
バイデン米大統領は、ロシアに数か月にわたり占領されていたヘルソンのコントロールをウクライナが取り戻したことにつき、「大勝利だ」と形容した。また同氏は、米国はウクライナに関する協議をウクライナ抜きで行わないとも発言した。
バイデン大統領がバリでの記者会見時に発言した。ホワイトハウスがバイデン氏の発言を公表した。
ウクライナによるヘルソン奪還へのコメントを求められると、バイデン氏は、「何よりもまず、それはウクライナにとっての大勝利であった。大勝利だ。私は、ウクライナの人々、ウクライナ軍の勇気、決断力、能力に拍手する以外のことはできない」と発言した。
同氏はまた、ウクライナ人は本当に驚くべき人々だと述べた上で、米国は今後もウクライナの人々が自衛するために必要なあらゆるものを提供し続けると指摘した。
さらに同氏は、「私たちは、どのような協議も行うつもりはない。ウクライナについてウクライナ抜きでは何も(編集注:決めない)、である(Nothing about Ukraine without Ukraine)。それはウクライナが決めるべきことだ」と強調した。
同時に同氏は、冬季は戦闘行動が「若干鈍化するかもしれない」とし、天候により部隊が容易に移動することは不可能となると発言した。
写真:AA