「誰がそのミサイルを発射したかについての確実な証拠はない」=ドゥダ・ポーランド大統領

ポーランドのドゥダ大統領は16日、ウクライナとの国境近くのポーランド領で爆発したミサイルにつき、現時点では同ミサイルを誰が発射したかにつき確実な証拠はないと発言した。

ドゥダ大統領が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ドゥダ氏は、「私たちは、日中ずっとロシアによるウクライナに対するミサイル攻撃が続いていたことをよく知っている。しかしながら、現時点では、私たちは、誰がそのミサイルを発射したかについて確実な証拠は1つも有していない」と発言した。

同氏はまた、現在捜査が行われており、国内外の専門家がこの悲劇的事件の原因を確立することになると指摘した。

加えて同氏は、「最もあり得るのは、それがロシア製のミサイルだったということだが、しかしそれら全てはまだ捜査されている」と発言した。

同氏は、複数外国首脳と話したと述べ、ゼレンシキー・ウクライナ大統領とのやりとりでは、ゼレンシキー氏がそれはロシアのミサイルだったと明言したと伝えた。

さらに同氏は、16日にポーランド安全保障会議の会合が開催され、その際に野党を含む全ての政党の代表者に対して、現状の報告が行われると伝えた。

同氏はまた、今回の出来事は単発のものであり、今後類似の事件が続くことを示すようなものは何もないと発言した。

これに先立ち、これに先立ち、15日、ポーランド領内でウクライナ国境付近のプシェヴォドゥフ村にて、穀物乾燥機の近くで爆発があり、結果、2名の住民が死亡したと報じられていた。

写真:Jakub Szymczuk/KPRP