チェコ下院、ロシア政権をテロ政権に認定

チェコ下院は15日、欧州評議会議員総会(PACE)決議に従う形で、ロシア連邦の現政権をテロ政権と認定した。

チェコ下院が156名の議員中、賛成129名の賛成により採択した決議の1項目に書かれている

決議には、「チェコ共和国議会下院は、(中略)PACE決議に従い、ロシア現政権をテロ政権と認定する」と書かれている。

その際議員たちは、ウクライナの一般人や重要インフラへの攻撃を非難し、その攻撃は「民間人への脅迫を通じて政治的目的を達成しようとする明白は試みであり、テロリストの手法と合致する」と指摘した。また、決議では、これらの攻撃が電力、水、暖房の供給の著しい制限や停止をもたらしており、それが民間人を脅威に晒していると伝えた。さらに議員たちは、ザポリッジャ原発敷地への攻撃や露軍部隊の駐留は、ウクライナ領に限らず、脅威を生み出していると指摘した。また、核兵器使用についての直接/間接の脅迫や、ウクライナが大量破壊兵器を使うなどという虚偽かつ根拠のないウクライナへの断罪は、緊張の危険なエスカレーションであり、欧州全体の安全に対する脅威だと書かれている。

さらに議員たちは、ロシアが占領するウクライナ領で実施した偽「住民投票」の「結果」不承認を改めて確認し、2022年3月2日付国連総会決議、同年10月13日付欧州評議会決議、同年10月14日付列国議会同盟決議に従い、ロシアの対ウクライナ侵略を非難した。

その他議員たちは、ロシアの侵略犯罪の訴追のための特別法廷設置の努力を支持した他、国際刑事裁判所の捜査への支持も表明した。