ウクライナとオーストリア、行政デジタル化の協力覚書に署名
ウクライナのデジタル移行省とオーストリアの財務省は22日、デジタル化分野の協力覚書に署名した。
フェドロウ副首相兼デジタル移行相が発表した。デジタル移行省広報室が伝えた。
フェドロウ氏は、「私たちは、このウクライナにとって極めて困難な時期におけるオーストリアのサポートに感謝している。署名された覚書は、協力を強化し、デジタル国家建設における経験の交換を可能とさせるものだ。オーストリアは、国家サービスのワンストップ・ショップ(編集注:全てのサービス・商品を一か所に集めた場)である、Digitales Amt(デジタルオフィス)を開発している。ウクライナと同様、彼らは、デジタル運転免許証を始めたし、私たちはもう、その方向での自分たちの達成について共有することが可能だ」と伝えた。
今回の覚書の署名の際には、双方が、デジタル移行分野の両国の協力と高速インターネットへのアクセスや電子政府、デジタルスタートアップ、通信分野の経験の交換を協議したという。
オーストリアは、近々、ウクライナのサービスとデジタルインフラへの支援として、発電機の提供を発表するという。また、双方は、衛星通信「スターリンク」のウクライナへのターミナル提供についての今後の作業も行うと伝えられた。