マクロン仏大統領、プーチン露大統領の戦争犯罪追及を支持
マクロン仏大統領は、ロシアによるウクライナの民間インフラ攻撃は戦争犯罪だと指摘し、またロシアはウクライナを攻撃することで大きな誤りを犯したと発言した。
マクロン仏大統領がCBSへのインタビュー時に発言した。
マクロン氏は、「私は、彼らが大きな誤りを犯したと思っている。第一に、国際法を尊重せず、彼らが署名した全ての原則に違反したことは、彼らの信頼にとって致命的である。第二は、おそらく、彼らは自らの能力とウクライナの能力の評価において多くの誤りを犯したためだ」と発言した。
記者から、プーチン露大統領はそれらの犯罪の責任の追及がなされるべきか、と質問すると、マクロン仏大統領は肯定し、「私たちは、戦争犯罪の全ての証拠を集めねばならない。そして、それが、ウクライナへ警察官と専門家を送ることで、私たちが行っていることである。(中略)私たちは、あらゆる法的イニシアティブを開始せねばならない。そのため、私の回答は、イエスだ」と発言した。
同時に同氏は、プーチン氏との直接対話は支持していると発言した。同氏は、「私は、常にプーチン大統領との定期的議論と直接のコンタクトを支持している。なぜなら、私は、連携を回復する最善の手段は、その直接のチャンネルを維持することだと思っているからだ。孤立は、最悪のものである。特に、あのようなリーダーにとっては」と発言した。
さらに同氏は、欧州と米国がウクライナを支持し続けることが重要だと述べた上で、「ロシア、特にプーチン大統領が、少なくともエネルギーと食料を武器にし、不足、不安定、インフレを生み出すことを決定したことは、はっきりしている。そして、私は、(編集注:西側諸国が)戦争に疲れること、制裁に疲れることに彼は賭けていると思っている」と発言した。
その他、マクロン氏はまた、ウクライナにおける戦争を軍事的に終わらせるというシナリオの可能性は見ていないとしつつ、「私は、それはウクライナ人だけが決めること、解決策を見つけられる唯一の手段は協議を通じてとなるであろうこと、そのメッセージを伝えることが重要だと思っている」と発言した。