ウクライナとモルドバ、防空協力等で合意=シュミハリ宇首相
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ウクライナのシュミハリ首相は6日、ガブリリツァ・モルドバ首相と会談した際に、防空分野での協力と国境隣接地域の管理の改善について合意したと伝えた。
シュミハリ首相がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
シュミハリ氏は、「ガブリリツァ・モルドバ首相の訪問に感謝している。モルドバとウクライナの恒常的な対話は私たちを強くしている。(中略)私たちは、防空問題で協力すること、国境隣接地域管理を改善すること、モルドバ領トランスニストリア地域の平和と安全の問題で協力と対話を維持することで合意した」と書き込んだ。
また同氏は、会談時にいくつかの重要な合意に達したとし、人と物の自由な移動のための行政・手続面の障壁をさらに取り除くこと、2023年中旬までにドニステル川(ニストル川)に車道橋を建設する合意に署名することを期待、「ウクライナ・モルドバ・ルーマニア」三者対話フォーマットの活性化、ウクライナとモルドバの欧州連合(EU)加盟の調整のための二者間作業グループの設置を報告した。
その他同氏は、モルドバはウクライナ同様に「ロシアの世界の友好的な抱擁」がどのようなものかを知っているとし、また現在モルドバの人々もまたロシアの対ウクライナ戦争の悪影響を感じていると書き込んだ。
そして同氏は、ウクライナとモルドバの平和な未来は侵略国ロシアへの勝利にかかっているとし、そのためにあらゆることを行っていると伝えた。