JICA、ウクライナ政府関係者と越冬支援や戦後復興など協議
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ウクライナの共同体地域発展省は8日、同省のコルホヴィー次官がキーウを訪問したJICA代表団と会談し、越冬支援や戦後復興などにつき協議を行ったと伝えた。
共同体地域発展省広報室がコルホヴィー次官と松永秀樹JICA中東・欧州部長率いるJICA代表団との会談につき公表した。
コルホヴィー氏は、「現在、私たちは、暖房シーズンを成功裡に乗り越えるためのあらゆる可能な手段を模索しており、国際社会からの強力なサポートを必要としている。私たちは、日本がウクライナを支援していること、特に重要インフラ施設の不断の活動を確保する上で必要な機材の緊急支援問題におけるサポートにつき非常に感謝している」と発言した。
また同氏は、JICA側にロシアのミサイル攻撃による重要インフラへの被害について報告した。
双方は、ウクライナの自治体のインフラ再建・復興に向けたJICAの予備調査の一環での協力継続、及び長期展望でのウクライナの社会セクター復興のための協力の可能性について協議を行った。
JICA側は、ウクライナの人々へのサポートを表明し、今後の支援と協力の深化への準備があることを伝えた。また、緊急事態管理や破壊により生じた廃棄物の処理の分野での経験を踏まえた専門的知識の提供への関心を表明した。
写真:共同体地域発展省