「ウクライナと米国は真の同盟のレベルに到達した」=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は21日、ウクライナと米国はロシアによる全面侵攻が始まってから、関係の新しい水準、真の同盟のレベルに達したとの見方を示した。
ゼレンシキー大統領がワシントンでのバイデン米大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「この戦争の300日間で、私たちは、確かにウクライナと米国の連携の新しい段階を始めた。私たちは、100%真の内容が詰まっている本当の同盟の水準に達した。私は今日、それをあらゆる会談、あらゆる協議で感じた」と発言した。
同氏はまた、米国を訪問したのは、ウクライナの人々から米国の人々への感謝の言葉を伝えるためだと述べた。
さらに同氏は、バイデン米大統領に対して、ウクライナへの心からの支持と理解、また国際秩序強化のための国際的連盟の構築と維持につき謝意を表明した。
同氏は、「私は、バイデン大統領の個人的努力、国際社会、特にグローバルサウスを団結させている、目的にかなった賢明な行動に感謝している。世界の全ての国が国際法保護、平和な協力、相互理解という明確な立場を取れば、それは全ての国にとって、ウクライナにとっても米国にとっても、有益なのだ」と発言した。
その他同氏は、バイデン氏との同日の協議における重要な内容として、今後の戦略的行動の調整を挙げた。そして同氏は、「私は、米国のリーダーシップが強力で世界的に感じられるものであり続けることを知っている。米国は、私たちの共通の価値、自由の価値の防衛をし続ける。そして、私は、米国会にどのような人的変化が生じようとも、両院・両党のサポートは維持されると信じている。そのために作業をしている全ての人たちに感謝している」と強調した。
なお、21日、ゼレンシキー大統領は、米ワシントンを訪問し、バイデン米大統領と会談を行った。
これに先立ち、同日、米国政権は、ウクライナに対する総額18.5億ドルの新しい軍事支援を発表している。同支援には、防空システム「パトリオット」のウクライナへの供与が含まれている。