ウクライナ大使、イスラエル外相による露外相との協議を批判

コルニーチューク駐イスラエル・ウクライナ大使は、イスラエル新内閣のコーエン新外相がラヴロフ露外相と協議を行ったことを批判した。

3日、ニュースサイト「タイムズ・オブ・イスラエル」が報じた

コルニーチューク大使は、イスラエルはロシアの対ウクライナ全面戦争開始以降、ラヴロフ露外相との協議をしてこなかったので、今回のイスラエル外相によるラヴロフ露外相との協議はイスラエルの政策変更を表すものだと指摘した。

コルニーチューク氏はまた、ロシアの対ウクライナ侵攻に関するイスラエルの立場は「理解できないもの」だと指摘した。

その際同氏は、「残念ながら、私たちは過去数か月の民間人への大規模攻撃への非難を受け取っていない。イスラエルは、パートナーの観点でユニークだ。同国は沈黙を維持している」と発言した。

これに先立ち、2日、コーエン・イスラエル外相は、外相就任スピーチにて、同国はウクライナに対して人道支援の提供は続けるが、戦争について話す量を減らすと発言していた。

コーエン氏は、その後3日に、ラヴロフ露外相と電話会談を行っている。

なお、前任のラピード前イスラエル外相は、ロシアの対ウクライナ全面侵攻開始以降、ラヴロフ露外相とは一度も協議を行っていなかった。

写真:Avshalom Sassoni/Flash90