ゼレンシキー宇大統領、エルドアン・トルコ大統領とザポリッジャ原発、被拘束者解放、穀物輸送合意につき協議
ウクライナのゼレンシキー大統領は5日、トルコのエルドアン大統領と電話会談を行い、ウクライナ南部のロシアに占拠されているザポリッジャ原発に関する安全協力、被拘束者交換、黒海穀物輸送合意について協議を行った。
ゼレンシキー大統領がツイッター・アカウントで報告した。
ゼレンシキー氏は、「私たちは、ザポリッジャ原発をはじめとする、安全協力のテーマを話し合った。侵略者はそこにいてはならない。また、捕虜交換、穀物合意の発展について協議した。私は、トルコが私たちの『平和の公式』の実現に参加する準備があることを聞けて嬉しかった」と書き込んだ。
これに先立ち、エルドアン・トルコ大統領は同日、プーチン露大統領と電話会談を行っていた。その際、エルドアン氏は、和平努力は一方的停戦と公正な解決に向けたビジョンで支えられるべきだと発言していた。
これに対して、ロシア大統領府は、プーチン氏はエルドアン氏と電話会談時に「真剣な対話」に対してオープンであるとしつつも、同時にその際は「新たな領土面の現実」をウクライナが考慮することが条件だとしていた(編集注:ロシアが宣言したウクライナ領「併合」をウクライナ側が認めることを指す)。
また、昨年12月29日、ラヴフロ露外相は、ロシアはゼレンシキー宇大統領との提案している「平和の公式」を基本とするウクライナとの協議を行うことは拒否していると発言していた。
写真:大統領府