ドイツ政府はレオパルド2提供が決定されることを心の中では理解している=クレーバ宇外相

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ウクライナのクレーバ外相は10日、ウクライナはドイツ製主力戦車「レオパルド2」を受け取ることになるということを疑っていないと発言した。

クレーバ外相が同日のベーアボック独外相との東部ハルキウ視察時の総括をフェイスブック・アカウントに書き込んだ

クレーバ氏は、「私たちの道中の協議は3時間に及んだ。他の状況下では通常大臣がそれほど話すことはない。『平和の公式』、制裁、法廷、欧州統合、武器。これら全てを私たちは詳細に話したのであり、関連の決定の準備をしている。しかし、もちろん、訪問時の1分1分の間、私たちを付きまとっていたのは、レオパルドの話だった。私は同僚とドイツメディアに対して、ドイツの戦車は私たちのおかしな思いつきではないこと、それらはお散歩のために必要なわけではないことを説明した」と書き込んだ。

同氏はまた、ウクライナがレオパルド2を手に入れることを疑っていないとし、「私は、ドイツ政府も心の中のどこか深いところではもう、その決定が採択されることになると理解していると思っている。その決定がまだ採択されていないこと、それにより私たちが高価な時間と命を失っていることだけが悲しい」と強調した。

さらに同氏は、今回のベーアボック氏のハルキウ訪問は、2月24日以降初めての外国の閣僚の同市訪問であり、ウクライナやドイツだけでなく、欧州全体、世界でも波紋が広がるだろうと指摘した。

また、クレーバ氏は、ツイッター・アカウントに、ベーアボック氏とのハルキウ訪問の写真を掲載した

ベーアボック独外相は、今回のハルキウ訪問につき、ツイッター・アカウントにて、「包囲され、砲撃され、解放されたこの街は、ロシアの侵略の狂気とウクライナのの象徴であり、抑圧からの自由の中で生きるという破壊不能な意志の象徴でもある。ドイツがあなた方をずっと支持することにつき、確信して良い」と書き込んだ。