ゼレンシキー宇大統領、アフリカ諸国との関係発展に意欲
ウクライナのゼレンシキー大統領は12日、アフリカの国々への食糧ハブ設置を進めるために、ウクライナのアフリカのパートナー国との外政は新しい水準に進まねばならないと発言した。
ゼレンシキー氏が同日夜の動画メッセージの際に発言した。
ゼレンシキー氏は、「ウクライナにとって非常に重要なイニシアティブなのが、アフリカに食糧ハブを設置することである。私たちの外政は、アフリカのパートナー国とともに新たな水準に進まねばならない。それらの国々では、ウクライナの食料輸出に人々の安全が直接的に左右されることが感じられている。そして、私たちは、具体的な機構、施設、ハブのレベル、つまり、具体的な食料安定化の保証のレベルでそれ(食料の安全)を確実なものとしたい。それら(食料ハブなど)は、恒常的に活動し、ウクライナとアフリカ大陸の国々との関係の新しい基盤となる」と発言した。
同氏はまた、12日には、キプロス、ルクセンブルクの首脳と電話会談を行った他、ケニア大統領とも電話で協議を行ったと伝えた。協議の際には、ウクライナやパートナー国の安全保障について話し合われたという。
これに先立ち、12日、農業政策・食料省は、ウクライナはナイジェリアからの、同国に穀物・食糧供給のためのロジスティック・ハブを建設するという提案を検討すると発表していた。
また、昨年12月23日、ゼレンシキー大統領は、同国は2023年に、アフリカの10か国に新たに大使館を開設し、またアフリカ大陸における複数有望国の首都に「ウクライナ・アフリカ」貿易代表部を設置する計画を発表していた。
写真:大統領府