ミシェルEU大統領、戦車提供を含むウクライナ支援を呼びかけ

欧州連合(EU)のミシェル欧州理事会議長は18日、ロシアが現在ウクライナで行っていることは、破壊・テロ戦略であるとしつつ、ウクライナ国民はそれに対して勇敢な抵抗を行っているのであり、EUは、戦車を含む、武器の提供などによるウクライナへの支援を続けるべきだと発言した。

ミシェル欧州理事会議長が、欧州議会通常会合において、昨年12月15日から続いた欧州理事会会合の総括を行う際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ミシェル氏は、「ロシアは、ウクライナにて破壊・テロ戦略を実施している。私たちは、バフムートやソレダール、そして最近ドニプロでもその戦略の実現を目にした。しかし、ウクライナ国民は抵抗を行っており、彼らはその抵抗を続けていく。私たち、EUは、必要な限りずっと彼らの支援を続けていく。私たちは、EUの『欧州平和ファシリティ(EPF)』の拡大のおかげで軍事支援を続けている。現在、より多くの機材が緊急に必要な時が来ており、個人的には、ウクライナへと戦車を送るべきだと確信している」と強調した。

同氏はまた、EU首脳たちが総額180億ユーロの対ウクライナ財政支援プログラムを採択したことを喚起しつつ、同時に第9対露制裁パッケージにてロシアへの圧力も強化したと指摘した。

さらに同氏は、「私たちは、私たちの物的支援も増やす。特に、ウクライナ国民の越冬を助けるためだ。なぜなら、ロシアは、重要インフラの破壊を続けているからだ。私たちは、発電機、ボイラー、変圧器を含む、8万トンの様々な物質を送った。EU加盟国は約500億ユーロをウクライナのために拠出しており、これらの国多くの支援が届いている。ユーロバロメーターの情報によれば、EU市民はこのような努力を支持している。私たちの市民は、ウクライナ支援は、平和、民主主義、国際秩序の支援を意味することを知っている」と伝えた。