ウクライナ外務省、ジョージア政権に対してサーカシヴィリ氏の引き渡しを要請
ウクライナ外務省は2日、ジョージア政権に対して、同国で収監されているウクライナ国民で元ジョージア大統領とミヘイル・サーカシヴィリ氏に対する非人道的扱いに強い抗議の意を表明した。
外務省が声明を発出した。
外務省は、「ジョージア政権は、ソ連邦の内務人民委員部の最悪の伝統により、ミヘイル・サーカシヴィリ氏に心理的かつ物理的暴力を行使しており、彼に緊急に必要な支援を行うことを拒否し、意図的に彼の生命に直接的脅威を生み出している」と指摘した。
さらに声明では、ウクライナ国民に対する著しい人権侵害は、ジョージアが宣言しているEU加盟達成という方針に反するものであり、同国の民主主義の退行を示していると強調されている。
その上で外務省は、ジョージアに対して、サーカシヴィリ氏に対する侮辱を即時に辞めて、同氏をウクライナに明け渡すよう呼びかけた。また、「政治的復讐のために人命で遊ぶことはやめよ」とも書かれている。
また外務省は、諸外国政府や国際機関に対して、サーカシヴィリ氏を保護するよう要請sいた。
これに先立ち、ウクライナ国民であり、元ジョーアジ大統領である、ミヘイル・サーカシヴィリ氏が2021年10月1日、ジョージアにて、違法国境の容疑で拘束された。ジョージアでは、国境の違法越境は最大5年間の拘禁系が定められている。