欧州委員がキーウ訪問 ゼレンシキー大統領は国内改革の履行評価が春に行われることを期待

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2日、欧州委員会のフォンデアライエン委員長と他15名の欧州委員がキーウを訪問した。ゼレンシキー大統領は、ウクライナがEUから加盟候補国地位を付与された時に同時に提示された諸改革に関する勧告の中間履行評価が春に行えるようになることを期待していると発言した。

ゼレンシキー大統領がフォンデアライエン氏との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「今年はウクライナのEU完全加盟の協議開始に向けて、一切の障害が残らなくなる年でなければならない。ウクライナは、自らの作業を行っており、それは行わねばならないし、行う」と発言した。

また同氏は、「欧州委員長は、私に今日、ウクライナが加盟候補国地位獲得のために記入した、質問票の後半に関する報告書を渡した。それがこんなに薄いことをとてもうれしく思う。良いニュースだ」と発言した。同氏はまた、同報告書は今後の政府関係者の作業の基盤となるとも発言した。

その他同氏は、ウクライナ国内法をEU法へと接近させるための計画が策定されるとし、その調整薬は、ステファニシナ欧州・欧州大西洋統合担当副首相が担うと伝えた。

同氏は、政府関係者に対して、ウクライナ国内法をEU法に適合させるために迅速に作業をするよう呼びかけた。

同時に同氏は、EUがウクライナへと加盟候補国地位付与時に提示した勧告の中間履行評価が春に行えるようになることへの期待を表明した。

同氏は、「私たちは、重要な決定をもうこの春に受け取れることを期待している。春にこそ、欧州委員会の同僚からそれが得られることを望んでいる。ウクライナの候補地位に関する欧州委員会の結論に記載されている7つの勧告履行の私たちの政府、最高会議による作業は終わりつつある。よって、欧州委員会によるそれら勧告の中間評価の時は訪れる」と指摘した。

その他同氏は、ウクライナとEUは精神的にはすでに一緒であり、両者の機構は統合しているとし、すでにウクライナ抜きの統一欧州は想像できないと強調した。

なお、3日には、第24回EUウクライナ首脳会談が開催される。