ウクライナ国会、露傭兵傭兵「ヴァグネル」を国際犯罪組織に指定

ウクライナ最高会議(国会)は6日、ロシアの傭兵グループ「民間軍事会社ヴァグネル(ワグナー)」を国際犯罪組織に指定した。

関連決議第8397に最高会議議員333人が賛成した(過半数は226)。野党「声党」のジェレズニャク議員がテレグラム・チャンネルで報告した

同決議により、最高会議は「ヴァグネル」を国際犯罪組織に指定することになった。

最高会議はまた、世界各国の政府や議会に対して、ヴァグネルがウクライナ、中央アフリカ共和国、マリ、リビア、シリアで行ったことを考慮した上で、同様に国際犯罪組織に指定するよう呼びかけている。

さらに最高会議は、ウクライナの検事総局、保安庁(SBU)、内務省に対して、ヴァグネルをはじめとする人物がウクライナ領で行った犯罪の捜査を活発化させるよう勧告した。

その他、最高会議は、336名の賛成にて、国連、欧州議会、欧州評議会議員総会、欧州安全保障協力機構(OSCE)議員総会、北大西洋条約機構(NATO)議員総会などに対して、ヴァグネルをテロ組織と指定するよう呼びかける決議(第3735)も採択したとのこと。

これに先立ち、米政府は1月26日、ヴァグネルを「国際犯罪組織」に指定していた