バイデン氏、一般教書演説 ロシア侵略につきウクライナとの連帯強調
米国のバイデン大統領は7日夜、連邦議会で一般教書演説を行った。その際、バイデン氏は、ロシアのウクライナ全面侵略は米国にとっての試練だと指摘した。
ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
バイデン氏は、「プーチン氏の侵攻は時代にとっての試練となっている。アメリカへの試練である。世界にとっての試練である。私たちは最も基本的な原則を守ることができるか? 主権を守ることができるか? 専制政治から人々の生きる権利を守ることができるだろうか?」と発言した。
同氏はまた、米国は平和を維持し、繁栄を脅かす将来の侵略者の新たな戦争開始を防ぐべく、民主主義防衛のために立ち上がるのかどうかに答えを出すべきだとの見方を示した。
その上で同氏は、「1年が経ち、私たちは答えを知っている。そう、私たちは守る。そして、そう、私たちは守ってきた」と発言した。
また同氏は、米国は主導し、北大西洋条約機構(NATO)を結束させ、グローバルな連合を作り、プーチンの侵略に立ち向かい、ウクライナの人々と共にあり続けたと喚起した。
その際、バイデン氏は、議場に出席していたオクサーナ・マルカロヴァ駐米ウクライナ大使を紹介し、マルカロヴァ氏はウクライナという国を代表しているだけでなく、ウクライナの人々の勇気も示していると発言した。
そしてバイデン氏は、「私たちは、必要な限りあなた方とともに居続ける」と強調した。
ゼレンシキー氏は、同演説を受けて、ツイッター・アカウントに感謝のメッセージを掲載した。
ゼレンシキー氏は、「バイデン米大統領に、国民への演説の際のウクライナ支持の強力な言葉につき感謝している。ウクライナ支援における米国のリーダーシップと全米国国民の連帯を高く評価し、感謝している。私たちの価値は一致しており、私たちの共通の目的は勝利である」と発言した。
さらに同氏は、「ウクライナは自らの未来を自由に選ぶ。今も、これからも」と強調した。
写真:AA