ゼレンシキー宇大統領、パリでマクロン仏大統領とショルツ独首相と会談

ウクライナのゼレンシキー大統領は８日夜、パリを訪問し、マクロン仏大統領とショルツ独首相と会談した。

３首脳は、会談前に共同記者会見を行った。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー大統領は、ウクライナが長射程武器や最新の航空機を受け取るのが早ければ早いほど、ロシアの侵略は早く終わると発言した。

ゼレンシキー氏は、「欧州の効果的な大陸同盟。それが全ての欧州の人々にとって必要だ。ロシアの侵略をより早く終わらせることが、可能な選択肢の中で、最も合理的である」と発言した。

同氏はまた、ウクライナが長射程武器を受け取るのが早ければ早いほど、そして、ウクライナのパイロットが最新航空機を受け取るのが早ければ早いほど、戦車同盟が強力になればなるほど、ロシアの侵略が終わるのも早くなると強調した。さらに同氏は、「そうして、私たちは欧州に確実な平和を取り戻すことになるのだ」と指摘した。

マクロン仏大統領は、ウクライナは「正義の平和」の確立のためにフランスの支援を頼って良いと発言した。

マクロン氏は、「ウクライナは平和建設において私たちを頼って良い。あなた方が提案した計画（編集注：ウクライナが提案している１０項目の「平和の公式」）は、私たちを国際平和会議へと向かわせる道における議論の基本となっている」と発言した。

また同氏は、将来の平和はウクライナとウクライナ国民に正義をもたらし、「皆にとっての安全な空間を作る」ことを可能にさせるものでなければならないと強調した。

その他、マクロン氏は、ツイッター・アカウントにて、ゼレンシキー氏に、フランスの最高位の勲章である「レジオン・ドヌール勲章」を授与したことを報告した。

マクロン氏は、「ウクライナとウクライナの人々への賛辞だ。親愛なるヴォロディーミル、あなたへの賛辞、あなたの勇気と献身への賛辞だ」と書き込んだ。

動画では、ゼレンシキー氏は「これは私にとっては過大だ」と伝えたとし、そのためマクロン大統領はこの勲章をウクライナ国民全体、社会全体へ授与すると発言した。