ゼレンシキー宇大統領、EU加盟国首脳と会談

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ゼレンシキー宇大統領は9日、ブリュッセル訪問時にEU加盟国の首脳などと会談を行った。

ウクライナ大統領府広報室が伝えた

発表には、「ウクライナ軍の強化のためのコンタクト継続で、ゼレンシキー大統領は、欧州各国の首脳やEU外務・安全保障政策上級代表と会談した」と書かれている。

前日会談をすでに行ったマクロン仏大統領とショルツ独首相以外の、EU首脳会談に出席した全ての首脳と会談したという。

発表によれば、ゼレンシキー氏は、戦場の状況、ウクライナの防衛の必要、特に戦闘機、装甲車、火砲、防空システムについて説明した。

また同氏は、適時に必要な装備が必要な数だけ提供されると、正義の平和が迅速に回復でき、欧州の利益と価値も守れるようになると指摘した。

また、会談参加者たちは、EU加盟国の軍事産業を強化体制で稼働させる可能性について協議したという。

さらにゼレンシキー氏は、対露制裁の欠点を補うよう、そして効果的な補償メカニズムをできるだけ早く作るよう要請した。

その他同氏は、自身が提案する10項目からなる「平和の公式」の実現についての具体的なステップにつき協議した上で、今年の内にウクライナのEU加盟協議の開始の決定を採択するよう呼びかけた。

これに先立ち、ゼレンシキー大統領は9日、ブリュッセルを訪れ、欧州議会と欧州理事会にて演説を行った。