ゼレンシキー宇大統領、ロシアの原子力分野への制裁発動に向けて活動していると報告

ウクライナのゼレンシキー大統領は12日、同国はロシアの原子力分野に対する国際制裁が発動されるように努力していると発言した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「私たちは、ロシアの原子力分野に対する制裁が戦争に関するグローバルな対露制裁の一部となるようあらゆることを行っている。それは容易ではない。ある種の抵抗がある。しかし、他の対露制限も実現が容易でないと思えた時があった。そう思えたが、現在はもう発効している。例えば、ロシアからの石油や石油製品に関するものだ。ロシアのシステムの戦争、テロ実行、侵略への資金提供に関与している要素は、世界のシステムから孤立させねばならない」と発言した。

同氏はまた、ザポリッジャ原発の制圧と同施設での違法行為に参加した者への制裁発動も公正だと述べ、ロシアの世界に対する放射線脅迫は罰せられるべきだと指摘した。

そして同氏は、「特に来週、様々な外交レベルでそのことについて話していく。その週も、私たちの国際的立場にとって重要となる。もう予定済みの対話、協議への準備を行っている。私たちがウクライナへの軍事やその他のサポートを強めるために始めた外交マラソンは、1週間たりとも途切らせることはない」と発言した。

写真:大統領府