ウクライナ外務省、中国による「ウクライナから西側の武器が密輸」との発言を否定
ウクライナのニコレンコ外務報道官は23日、中国外務省によるあたかもウクライナから西側の武器が密輸されているとする声明を否定した。
ニコレンコ外務報道官がフェイスブック・アカウントに、米国がウクライナに提供する武器が頻繁に密輸されて、欧州やその他の地域の犯罪集団の手に渡っているとする中国外務省声明に答える形のコメントを掲載した。
ニコレンコ氏は、「ウクライナから西側の武器があたかも密輸されているかのようなほのめかしは断固として否定する」と書き込んだ。
同氏はまた、ウクライナは武器受け取り・利用につき現代的で効果的な管理システムを有しており、パートナー国から高い信頼を得ていると指摘した。
さらに同氏は、このシステムは多段階的なものであり、あらゆる違法な武器の持ち出しの可能性を完全に排除するものだと強調した。
加えて同氏は、「他方でロシアは、ウクライナへの国際軍事支援を破綻させるために、偽情報に多くのリソースを投じている。私たちは中国側に対して、事実のみに基づき、ロシアのプロパガンダの手中の道具とならないよう呼びかける」と書き込んだ。