ベーアボック独外相、プーチン露大統領につき「彼は話したがっているのではない。彼はウクライナを滅したがっている」
ドイツ連邦共和国のベーアボック外相は、ロシアのプーチン大統領が和平協議に関心がないことを確信しており、皆もそれを理解していると発言した。
ベーアボック外相が独ARDへのインタビュー時に発言した。
ベーアボック氏は、「彼は話したがっているのではない、彼はウクライナを滅したがっているのだ。(中略)彼は、自国兵を引き上げさせる準備がなく、殺人を止める準備もない」と述べ、さらにプーチン氏を説得して、平和に向かわせられると思った国はいずれも、それが不可能であることを理解しては失望してきたと補足した。
また同氏は、中国が発表した「和平計画」につき、それは計画ではなくポジションペーパーであり、和平計画とは先週国連総会にて140以上の国が支持したものだと指摘した。
その他同氏は、中国がロシアに無人機を提供する可能性につき、中国は国連安全保障理事会常任理事国なのであり、世界の平和を保障する上で特別な責任を負っていると指摘し、そのためそのような情報が確認されたら、「それは、中国が侵略を行い、国際法を大規模に侵害している国を支援していることを意味する」と発言した。
さらに同氏は、ドイツ政府は、ウクライナを侵略国から守るために支援し、同時に戦争を他国に拡散させるのを防ぐために、あらゆることを行っていると指摘した。また同氏は、ウクライナが現在航空機の提供を求めていることについては、本件はドイツ政府ないでは協議されていないが、「半年後に何があるかは誰もわからない」とも発言した。
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