ウクライナ領からのロシア軍の撤退が対話の基本=ショルツ独首相
ドイツ連邦共和国のショルツ首相は、ウクライナ領からのロシア軍の撤退がロシアとの対話の基本だと発言した。
ポリティコがショルツ首相のCNNへのインタビュー時の発言を報じた。
ショルツ氏は、「私の考えでは、プーチンが自分の侵攻と帝国主義的侵略は成功しないことを理解し、軍を撤退させなければいけない。それが対話の基本である」と発言した。
また同氏は、1年続くロシア・ウクライナ戦争は膠着状態に陥っており、ウクライナに甚大な損害をもたらしていると指摘した。同時に同氏は、不快な譲歩を迫って、ウクライナ政権に圧力をかけることはしないとも強調した。
同氏は、「ウクライナ人なしにはどのような決定もない」と述べ、またプーチンは、ロシアの侵攻に対する「ウクライナの強さ」と「ウクライナの友人皆の結束」を明らかに見誤っていたと発言した。
そして同氏は、「ウクライナで今後何が起こるかを判断するのは非常に難しいが、しかし、絶対的にはっきりしていることもある。それは、私たちが財政的・人道的支援、そして武器によってウクライナを支え続けることである」と伝えた。
その他同氏は、現在の世界的危機におけるバイデン米大統領と同大統領のリーダーシップを賞賛し、「彼は国際関係に非常に明るい。思うに彼は、世界の物事がどう進んでいるかを知っている最も熟練した大統領の一人だろうし、より危険となっている時代において、そのことは重要だ」と発言した。
写真:大統領府