「私たちの最終的な目的は、国連憲章に従ったウクライナの正義ある平和」=グテーレス国連事務総長
グテーレス国連事務総長は8日、ロシアの対ウクライナ戦争における国連の最終的な目的は、国連憲章と国際法に従った正義の平和の達成だと発言した。
キーウを訪問したグテーレス国連事務総長がゼレンシキー宇大統領との会談後共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
グテーレス氏は、「国連の立場は、ロシアの対ウクライナ侵攻は国連憲章と国際法の違反だ、という完全に明白なものである。ウクライナの主権、独立、統一性、領土一体性は国際的に認められたウクライナ国境に従って維持されねばならない。私たちの最終的な目的もまたはっきりしている。それは、国連憲章と国際法と戦争開始1周年に際して採択された国連総会決議に従った『正義の平和』である」と発言した。
同氏はまた、現時点でそれは達成されておらず、国連はウクライナの人々の苦しみを緩和し、戦争の世界的被害を最小化するために作業を続けると発言した。
さらに同氏は、戦争で被害を受けた人々、近しい人を失ったり、ロシアの侵略から逃げ出さなければならなくなったり、亡くなった人たちとの連帯を表明した。そして、同氏は、「それに関する効果的な責任を確保せねばならない」と発言した。
その他同氏は、6日、ウクライナ人捕虜がロシア側に銃殺される場面を写した動画について、「私たちは、人道問題の解決、特に捕虜交換支援のために作業を続けている。ウクライナ人捕虜が、間違いなく、殺害された凄惨な映像だ。それは、武力紛争法の遵守が不可欠であることを改めて喚起するものだ」と発言した。