ジョージア首相の非難にウクライナ外務省がコメント 「敵を探す場所を間違えている」

ウクライナ外務省のニコレンコ報道官は13日、ジョージア首相によるあたかもウクライナ政権がジョージアで国家転覆を準備しているかのような批判を強く否定した。

ニコレンコ報道官がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

ニコレンコ氏は、過去数日、ジョージア首相と同国議会幹部が、ウクライナに対する非友好的な発言を行ったと指摘した。同氏は具体的に、ジョージア政権の代表者が、ロシアのプロパガンダとほとんと同じ内容で、ウクライナがジョージアで国家転覆を準備しているとか、ロシアとの戦争に引き込もうとしているとか、内戦の扇動のために勢力を送り込んでいるとしてウクライナを非難したと指摘した。

その上で同氏は、「私たちは、現実と一切の共通点のない類似のほのめかしを断固として否定する。ジョージア政権は、敵を探す場所を間違えている」と強調した。

同氏はさらに、ジョージアの政治家の発言がウクライナとジョージアの国民の間の強力な友好関係を揺らがすことはあり得ないと指摘した。

加えて、同氏は、「私たちは、ウクライナ人が自らの独立のために戦っている時の、ジョージア人たちの支持を高く評価している。同時にウクライナは、ジョージアの人々の友人であったし、これからもあり続け、欧州的未来の建設が止まることのないよう願っている」と伝えた。

これに先立ち、12日、ジョージアのガリバシヴィリ首相がウクライナのゼレンシキー大統領や同国政治家がジョージア内政に干渉しているして非難していた。