ロシア側に銃殺されたウクライナ軍人はモルドバ国民=モルドバ外務省
ロシア側に銃殺される様子の動画が拡散されたウクライナ軍人のアレクサンドル・マツィエフスキー氏は、モルドバ国民であることが発表された。
モルドバ外務・欧州統合省がフェイスブック・アカウントで発表した。
モルドバ外務省は、「ウクライナ側による、ロシア兵に処刑されたウクライナ軍人がアレクサンドル・マツィエフスキー氏であるとの確認後、(モルドバ)外務省はモルドバ国民の殺害を強く非難する。それは、戦争犯罪と国際人道法の著しい違反と分類できる行為である。アレクサンドル・マツィエフスキーの親族と友人へと深い哀悼を表明する」と伝えた。
また、ソコラン駐日モルドバ大使も、ツイッター・アカウントで同ウクライナ軍人がモルドバ国民であると報告した。
これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は12日、「ウクライナに栄光あれ」と述べた直後にロシア側に銃殺されたウクライナ軍人マツィエフスキー氏に最高位勲章「ウクライナの英雄」を授与したと発表していた。
また、同日、ウクライナの保安庁(SBU)は、捜査官が、ロシア側に銃殺されたウクライナ軍人は、チェルニヒウ州第119独立領土防衛旅団第163大隊の狙撃手、マツィエフスキー氏であると特定したと発表していた。
3月6日、ソーシャルメディアにて、捕虜と見られる無防備・無抵抗のウクライナ軍人が「ウクライナに栄光あれ」と述べた直後にロシア占領者により銃殺される動画が拡散されていた。