横浜市、ウクライナのオデーサ市と「都市発展に向けた技術協力覚書」を締結
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横浜市は16日、姉妹都市であるウクライナ南部のオデーサ市と都市発展に向けた技術協力に関する覚書を締結したと発表した。
横浜市国際局国際協力課が公表した。
発表には、16日にトルハノウ・オデーサ市長が、これまでの横浜市の支援へのお礼を伝えた上で、戦後復興支援などに関する要請・協議のために横浜市を訪問したと書かれている。
横浜市はまた、両市が1965年からの姉妹都市であり、これまで交流・協力を重ねてきたことを紹介し、また2022年2月24日のロシアによる全面侵略開始以降、横浜市が移動式浄水装置や防寒服をオデーサ市に供与するなどの支援を行ってきたと伝えた。
その上で、この度「持続可能な都市発展に向けた技術協力に関する覚書」を締結したという。覚書の内容は、オデーサ市およびその周辺都市の都市インフラの復旧・復興、持続可能な開発について協力を進めることだとしつつ、今後協力を進める上で必要不可欠な情報を相互に提供していき、協力方法や実施内容は、別途協議して決めると書かれている。
また、オデーサ市も同日、テレグラム・チャンネルにて、今回のトルハノウ・オデーサ市長の横浜訪問と覚書署名について報告した。
発表には、トルハノウ市長が山中横浜市長と会談したとし、両市長がオデーサの重要インフラの復興を含む今後の協力について協議したと書かれている。
トルハノウ氏は、「オデーサと横浜の姉妹関係は、単なる形式ではなく、人々の間の緊密な繋がりであり、それが私たちにとって極めて重要な役割を果たしており、象徴的な意味を有している」と発言した。