モルドバの発展を支援してくれているのはロシアではなく、欧米や日本＝サンドゥ・モルドバ大統領

モルドバ共和国のサンドゥ大統領は、ロシアによる全面戦争を受けるウクライナへの支持を確認し、またモルドバ国民は「誰が友で、誰が敵なのか」知るべきだと発言した。

サンドゥ大統領によるモルドバ１局へのインタビューを同国ニュースサイト「ニュースメーカー」が伝えた。

サンドゥ氏は、「モルドバ国民が殺人者の側についたことはないし、今後も殺人者の側にはつかない。私たちは、戦争最初の日から、ロシアの対ウクライナ侵略を非難している」と強調した。

また同氏は、モルドバ政権はロシアによるモルドバの憲法秩序の破綻の試みと内政への介入について説明してきたとし、「私は、ロシアがモルドバ共和国の内政に干渉しようとしているのを知っている。私たちは、プロパガンダや偽情報について知っていたし、それにつき話し、身を守ろうとしてきた。しかし、彼らがモルドバ国民により民主的に選ばれたキシナウの政府を破綻させようとしていることの決定的証拠を得てからは、私たちは、誰が私たちの友で、誰が私たちの敵なのかを人々が知ることのできるように、外に出て、公に話している」と発言した。

さらに同氏は、モルドバの発展のために必要なリソースは、ルーマニア、欧州連合（ＥＵ）、米国、日本により提供されていると指摘した。同時に、同氏は、「幼稚園、学校、病院の修理のためにいくらのお金がクレムリンから入ってきたのだろうか？　１バン（編集注：モルドバ通貨の補助単位）たりとも入ってきていない。そこからは脅迫や戦争がやってきているのだ」と指摘した。

また、１７日、サンドゥ氏は、モルドバ議会で演説を行い、政府・国家機関に対して、国内不安定化の試みを止め、人々を毒すロシアのプロパガンダと闘うために、断固とした措置をとるよう呼びかけていた。