ウクライナ議会、フェドロウ氏をイノベーション・教育担当の副首相に任命
ウクライナ最高会議(国会)は21日、ミハイロ・フェドロウ前副首相兼デジタル移行相をイノベーション・教育・科学・技術発展担当副首相兼デジタル移行相に任命、またオレクサンドル・カミシン前国鉄ウクルザリズニツャ社総裁を戦略産業相に任命した。
ホンチャレンコ最高会議野党「欧州連帯党」会派議員がテレグラム・チャンネルで伝えた。
ホンチャレンコ氏は、フェドロウ氏の任命は311名の議員が賛成(過半数は226)、カミシン氏の任命は312名の議員が賛成したと伝えた。
フェドロウ氏は、2019年8月29日から副首相兼デジタル移行相を務めていた人物。また、それ以前は、ゼレンシキー大統領のデジタル分野の非常勤顧問として勤務していた。フェドロウ氏のデジタル移行省のチームが実現したプロジェクトとしてよく知られているのが、「スマホの中の政府」を実現した政府サービス提供プラットフォーム「ジーヤ」であり、同サービスにより、国民がスマートホンなどを通じて、各種政府サービスをオンラインで簡単に受けられるようになっている。その他にも、政府の各種サービスをオンラインで受けられるようにするデジタル化で活躍した人物。
カミシン氏は、ドラゴンキャピタル社やSCM社などの民間企業で働いてきた人物であり、2021年にクブラコウ・インフラ相の顧問に任命され、2022年4月にウクルザリズニツャ総裁に任命されていた。