モルドバ、露プロパガンダメディア「スプートニク」を禁止
モルドバは、ロシアの国営プロパガンダメディアとして知られる「スプートニク」関連の5つのウェブサイトを遮断した。
モルドバのニュースサイト「ニュースメーカー」が報じた。
モルドバ情報・保安庁は、同庁命令により、ロシアのメディア「スプートニク」と関連のある5つのウェブサイトを遮断すると報告した。遮断対象となったのは、sputniknews.com、md.sputniknews.com、ro.sputniknews.com、sputniknews.ru、md.sputniknews.ruの5つ。
同庁は、これらのサイトが偽情報を拡散しており、それによって非常事態化で国家安全保障への脅威が生み出されていると指摘した。
今回の同庁の決定により、各プロバイダーは、モルドバからそれらのウェブサイトへのユーザーのアクセスを即座に遮断することが義務付けられている。
なお、EUとカナダは昨年、ロシア国営メディアのRTとスプートニクを域内での制裁対象としている。EU内では、スプートニクとRT(RT英語版、英国版、ドイツ版、フランス版、スペイン語版)の発信が停止されている。
米国務省のグローバル・エンゲージメント・センター(GEC)は、2022年1月に特別報告書を発表し、その中でロシア国営メディアの「ロシアの偽情報・プロパガンダ・エコシステムにおけるRTとスプートニクの役割」という名の報告書を公開している。
日本では、露国営プロパガンダメディア「スプートニク」が日本語での発信を続けている。