ルト・ケニア大統領「ロシアの対ウクライナ侵略はいわれのないもの。止めねばならない」

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ケニア共和国のルト大統領は28日、ロシアの対ウクライナ侵略戦争はいわれのないものであり、止めねばならないと発言し、またアフリカのいくつかの国の立場をアフリカ全体の立場としてとらえるべきではないと指摘した。

ルト大統領がベルリンでのショルツ独首相との会談後共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ルト氏は、「欧州における戦争は終わらねばならないし、対ウクライナ侵略はいわれのないものだ」と発言した。また同氏は、アフリカの個別の国の立場をアフリカ全体の立場とみなすべきではないとも指摘した。

さらに同氏は、世界のどこかで生じるいかなる平和への脅威も、世界全体の平和への脅威だと発言した。

また同氏は、ケニアの立場は、国民が何を信じているかと、国連憲章、国家の主権と領土一体性、ルールに基づいたグローバル社会への尊重に基づいていると発言した。

同記者会見時、ショルツ首相は、ケニアによるロシアの対ウクライナ侵略戦争に関する立場に謝意を伝えた。ショルツ氏は、「それは非常に明確で、非常に勇敢な立場だ。それは世界の安全保障のためにとって重要だ」と発言した。

なお、ケニアは、昨年11月のウクライナへの賠償金支払いをロシアに呼びかける決議の採択時に賛成票を投じたアフリカの4か国のうちの1つ。

また今年の1月、ルト・ケニア大統領は、ゼレンシキー宇大統領と電話会談を行っている。