ゼレンシキー宇大統領、米国の大統領交代による対ウクライナ支援の減少の可能性を懸念

ウクライナのゼレンシキー大統領は、米国の大統領選挙で、対ウクライナ支援の削減を呼びかけている共和党の候補が新しい大統領となることで、ウクライナへの支持が弱まる可能性への懸念に言及した。

ゼレンシキー大統領がAP通信へのインタビュー時に発言した

ゼレンシキー氏は、同インタビュー時に、トランプ前米大統領や、2024年の米大統領選挙後に勝利した場合にやりとりすることになる他の共和党の政治家の名前は挙げなかった。しかし、同時にゼレンシキー氏は、米国の政権交代がロシア・ウクライナ戦争へ影響を及ぼす可能性があるとして心配に言及した。

その上で同氏は、「米国は、彼らが私たちのへの支援を止めたら、私たちが勝てなくなることを本当に理解している」と発言した。

なお、これに先立ち、トランプ前米大統領や、同じく2024年米大統領選挙で共和党内で支持を集める潜在的候補者のデサンティス・フロリダ州知事が、ロシアの対ウクライナ侵略に対峙することは米国の重要な国益ではないとの見方を示していた。

写真:大統領府