ポンペオ前米国務長官、バイデン米政権の対ウクライナ支援は不十分だと指摘
米国のトランプ政権時に国務長官を務めたマイク・ポンペオ氏は、現在バイデン政権の対ウクライナ支援は不十分であり、支援自体の供与速度も不十分だとの見方を示した。
ポンペオ氏がウクライナの外政ニュースサイト「欧州プラウダ」へのインタビュー時に発言した。
ポンペオ氏は、「私は、私たちはウクライナ支援のために十分なことを行っておらず、行っていることも十分に迅速ではないと思っている。悲劇は、私たちがそれら全てを終わらせられるだけの支援をウクライナに提供できるにもかかわらず、それを行っていないことにある」と発言した。
また同氏は、米国主要2政党のいずれにも、彼の意見に同意しない者はいるあろうが、しかし、ウクライナへの支援提供は米国にとって甚大な意義があると主張した。
同氏は、「習近平もまた、私たちを観察している。なぜなら、米国が専制政治体制の侵攻を受けた人々を守ろうとしなければ、中国もまた自由を感じることができることを、彼は理解しているからだ」と強調した。
さらに同氏は、米国は自らの対ウクライナ支援のアプローチを維持するだろうとの確信を示した上で、そこに欧州諸国だけでなく、世界中の国々が加わることへの期待を表明した。