米国、ブラジルが露・中プロパガンダ言説を繰り返しているとして批判
カービー米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は17日、ルーラ・ブラジル大統領が、米国が「ウクライナにて戦争を欲している」とするロシアのプロパガンダ言説を繰り返して、米国を非難したことを批判した。
インドのNDTVが報じた。
カービー氏は、「本件では、事実を見ずにブラジルはロシアと中国のプロパガンダを模倣している」と批判した。
これに先立ち、ルーラ・ブラジル大統領は、中国を訪問して習国家主席と会談した際に、「米国は戦争の奨励を止めて、平和について話し始めるべきだ。EUは平和について話し始めるべきだ」などと発言していた。
ルーラ氏はまた、世界経済を救うために、ロシア・ウクライナ戦争を終結させることを目的にG20のようなグループを作るよう呼びかけていた。
また、4月上旬には、ルーラ氏は、ウクライナに対して、平和達成のためにクリミアを断念することも提案していた。