ゼレンシキー宇大統領、カホウカ水力発電所爆破を受け安保会議招集 諸方策を決定

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ウクライナのゼレンシキー大統領は、6日未明のロシア軍によるものと見られる同国南部カホウカ水力発電所の爆破を受け、国家安全保障国防会議(NSDC)臨時会合を招集した。同会合では、水力発電所破壊を受けて取られる方策が定められた。

ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで報告した

ゼレンシキー氏は、「国家安全保障国防会議(NSDC)緊急会合を開催した。本日未明2時50分、ロシアのテロリストがカホウカ水力発電所の構造の内部爆破を行った」と伝えた。

同氏はまた、今回の爆破の結果として水没する地域には約80の自治体があると指摘した。

その上で同氏は、危険地区からの住民避難の実施と、カホウカ貯水場から水を受け取っていた自治体全てに飲用水を供給するよう指示を出したと報告した。同氏は、「人々を救うためにあらゆることを行っている。全当局、軍人、政府、大統領府が活動している」と強調した。

同時に同氏は、今回のテロ行為にてロシアの責任を追及するための一連の国際・安全方策を決めたと伝えた。

これに先立ち、6日、ウクライナ政権は、ロシア軍がウクライナ南部の水力発電所を爆破したと発表した。ヘルソン州では危険な地区からの住民の避難が始まっている。

写真:大統領府