「全てはロシアの全面侵略が原因」=クレヴァリー英外相
英国のクレヴァリー外相は、6日のロシアによるものと見られるウクライナ南部のカホウカ水力発電所の破壊につき、詳細の評価には時期尚早だとしつつ、もともとはロシアのウクライナに対する全面侵略が原因だと指摘した。
英ガーディアン紙が報じた。
クレヴァリー氏は、「私は、ダム爆破と洪水のリスクについての報告を聞いた。詳細に関してはどのような意味ある評価を行うにも時期尚早だ。しかし、それが問題となっている唯一の理由が、ロシアのウクライナに対するいわれなき全面侵略だということは覚えておく価値がある」と発言した。
同氏はまた、英国は災害発生地域の状況の展開の評価を続けると伝えた上で、「ロシアが行い得る最善のことは、自国軍を速やかに撤退させることだ」と強調した。
これに先立ち、6日、ウクライナ政権は、ロシア軍がウクライナ南部の水力発電所を爆破したと発表した。ヘルソン州では危険な地区からの住民の避難が始まっている。