アフリカ6か国は露宇戦争の停止を試みる=シエラレオネ大統領

シエラレオネのビオ大統領は、アフリカ6か国からなるグループはウクライナとロシアの間の仲介役を担い、両国間の戦争を止めることを試みる意向があると発言した。

ビオ・シエラレオネ大統領がブルームバーグへのインタビュー時に発言した

同報道によれば、今月ザンビア、セネガル、エジプト、コンゴ共和国、ウガンダ、南アフリカの代表者がキーウとモスクワを訪れて、停戦提案を行うという。

ビオ大統領は、「私たちは再び、プーチン大統領あるいは双方をこの戦争の真の停止へと向かわせることができるとの希望を持って試みている」と発言した。

同氏はまた、露宇戦争はシエラレオネや他のアフリカ諸国に多くの経済的問題をもたらしたとし、「それは私たちに大きな影響を与えている。なぜなら私たちは輸入国だからだ。私たちは、重要な品目、食料のほぼ全てを外国から受け取っている」と指摘した。

ブルームバーグは、ロシアとウクライナはシエラレオネへの肥料と小麦の重要供給国であり、戦争がこれらの商品の価格を著しく高騰させたと解説している。ビオ大統領は、「ウクライナと多くの国際危機が、経済圧力や生活費といった意味で私たちの国家を弱らせた。野党にとってそれは簡単な言い訳となる」と発言した。

なお、現時点では、アフリカ6か国がウクライナとロシアの首脳に対して停戦のために何を提案するつもりなのかは不明。