ウクライナ大統領府、露傭兵集団ヴァグネルの反乱にコメント

ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は２４日、ロシアのプリゴジン氏率いる傭兵集団「ヴァグネル」がロシア国内で反乱を起こしていることにつき、ロシアでは全てのことが始まっているところだとコメントした。

ポドリャク氏がツイッター・アカウントに書き込んだ。

ポドリャク氏は、「プリゴジン（ヴァグネル）のロシア領内での反テロ作戦は、ロストフ制圧と複数の連邦幹線、南部軍管区と『特別軍事作戦』本部の制圧をもたらした。ロシアにおいて出来事は広く話題となり、露連邦保安庁（ＦＳＢ）特殊任務センターと国家反テロセンターと検事総局から侮辱的な法的評価を得た」と書き込んだ。

また同氏は、「エリートの分断は明白」だとし、「合意をしたり、全てはうまくいっているというふりをしたりすることはできない。誰かが必ず負ける。（致死的終幕となる）プリゴジンか、あるいは集団の『反プリゴジン』（プーチングループと『オゼロ』集団）か。ロシアでは、全てが始まっているところである」と指摘した。

これに先立ち、２３日、ロシア連邦保安庁（ＦＳＢ）は、傭兵集団「ヴァグネル」のトップであるプリゴジン氏が武力反乱を呼びかけたことにつき刑事捜査を開始していた。

同日、プリゴジン氏は、ロシア正規軍がヴァグネル傭兵の陣地に対して攻撃を仕掛けたと発言。露国防省はこれを否定していた。