ゼレンシキー宇大統領、バイデン米大統領と電話会談 長距離射程武器供与など協議
ウクライナのゼレンシキー大統領は25日、米国のバイデン大統領と電話会談を行い、長射程武器供与可能性をはじめとする防衛協力の拡大について協議を行った。
ゼレンシキー大統領がツイッター・アカウントで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「バイデン米大統領と話した。肯定的で鼓舞されるやりとりだった。戦闘の流れとロシアで起きているプロセスについて協議した。世界は、国際秩序回復までロシアに圧力をかけるべきだ」と書き込んだ。
同氏はまたバイデン氏に対して、ウクライナへのたゆまぬサポート、とりわけ防衛システム「パトリオット」につき謝意を伝えた。
同時に同氏は、ウクライナの防空能力をさらに高めることが重要だと強調し、その際戦闘機供与を目指す国々のグループ「戦闘機連合」を米国が支持していることにつき謝意を伝えた。
双方は、長射程武器に力点を置いた上で、防衛協力のさらなる拡大を協議した。
ゼレンシキー氏は、「米国と米国民に、私たちの国際的に認められた国境内のあらゆる領土の完全回復までウクライナと並んで立つ準備があることにつき感謝している」と伝えた。
さらに同氏は、両大統領は、ビルニュス北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を前に立場調整を行った他、ウクライナが提案している「平和の公式」実現のための作業の継続と「グローバル平和サミット」の準備につき協議を行ったと伝えた。
写真:大統領府