EUはウクライナとの加盟交渉を12月に始める可能性がある=メツォラ欧州議会議長
欧州議会のメツォラ議長は29日、ウクライナが全ての必要な基準を満たした場合には欧州連合(EU)が今年12月に同国とのEU加盟交渉を始める可能性があると発言した。
メツォラ議長がブッリュセルにてEU加盟国首脳との会談後の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
メツォラ氏は、「今年中に加盟交渉が始まらねばならないとの理解はある。私は、12月の欧州理事会がその場所、そしてそのステップが行われ得る時となることを期待している。私は、1つ1つの国が独自の道を有していることを非常に明確に話した。私たちがウクライナについて話す時は、それはあなた方(ウクライナ)が主な要請を履行する際の超過している速度だとか、質問書への回答速度のことだけ話しているのではない。それら全ては、戦時下で実行されているのだ。それは認めねばならない」と発言した。
同氏はまた、自分の立場も欧州議会の立場も非常に明白だとし、その立場とは、ウクライナが改革、特に司法分野、表現の自由分野、マイノリティ保護分野の改革を行ったら、EUはその努力に見合った適切なステップをとるべきだ、というものだと指摘した。
加えて同氏は、「欧州理事会の際や、彼らと私たちのやりとり際の首脳達の発言を聞いた後では、言うなれば、私は楽観的になっている。後押し、勢いはあるし、その勢いは止まらないし、私たちのサポートも止まらない」と発言した。