ゼレンシキー宇大統領、ロシアで新たな反乱が生じる可能性を指摘

ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシア国内での傭兵集団「ヴァグネル」の反乱の試みにつき発言し、同国にてまた別の反乱が生じる可能性について言及した。

ゼレンシキー大統領が米ABCニュースへのインタビュー時に発言した

ゼレンシキー氏は、「ロシアにてさらなる反乱、革命が起こる可能性があるというシグナルがある。さらに、その反乱を支持する可能性のある人々はたくさんいる」と発言した。

また同氏は、ヴァグネルのトップであるプリゴジン氏はロシア国内で自らの政治的立場を改善することを目指していたのだろうとの見方を示し、「それが、私がインテリジェンスの情報をもとに考えていることだ。彼は政治的人物となった。私は、それが彼の一番の目的だったのだろうと思える。彼はどうして止めたのか? それは、私には確実にはわからない」と発言した。

同時にゼレンシキー氏は、プリゴジン氏の反乱はプーチン露大統領の指導力の弱さを露呈したとし、「彼らは、自分で止まることを決めた。プーチンは、ロシア国内に軍事力を有しておらず、そこの民間人は守られていない」と指摘した。

その他同氏は、ヴァグネル傭兵がウクライナを同国北部から攻めてくることはないとの確信を示した。